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パニック障害の原因が怒られたという体験にあるかもしれない。

 

そういう人が周りにいたり、自分が怒られることでパニック障害の症状を起こしやすいと感じていたらどのように対処すればよいのでしょうか?

 

怒られることと発作の関係、対処法について考えます。

 

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パニック障害の原因とは?

パニック障害 原因 怒られるパニック障害の直接の原因は、脳の神経伝達に異常が起きることです。もう少し詳しくいうと、命の危険を感じた時のようなスイッチが必要のないタイミングで入ってしまうというようなイメージですね。だから、心臓が以上にドキドキしたり、冷や汗が止まらなくなったりする訳です。

 

そういう異常が起きるのには、いくつかの要因が考えられています。

 

まずは、もともとの不安を感じやすいというタイプの方はパニック障害になりやすいといわれています。また、喫煙している人もパニック障害を起こしやすいと考えられてますし、強いストレスも引き金となるというのがよく知られている説です。

 

実際のところ、決定的に「この条件が揃えばパニック障害になる」というところまでは分かっていないのが現状です。

 

多くの患者さんに共通するのが、はじめての発作の前に感じていた強いストレスです。たとえば、身近な人の死であるとか、事故、大勢の前での失敗など普通に考えてもショックが大きい出来事を経験してからパニック発作が起きてしまったという患者さんが少なくありません。

 

もちろん決定的な出来事が何もなくて、パニック発作が起きてしまうという患者さんもいます。

 

そして、パニック発作が一度起きてしまうとそれからは予期不安が次の発作の引き金となることもあり注意が必要です。

 

怒られることで発作が起きるの?

パニック障害 原因 怒られるさて、強いストレスが引き金となりうるということについてですが、「怒られた」ということでパニック発作を起こし、パニック障害に発展するということはあるのでしょうか?「怒られる」ことは誰でもストレスを感じるものですが、それと発作に関係はあるのでしょうか。

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パニック障害の患者さんのすべてという訳ではありませんが、「怒られる」ことや怒鳴り声などが非常に苦手という方も少なくありません。こういったケースの場合、怒鳴り声や怒られたりする怖い経験をしている方が多いのです。

 

例えば、小さいころに親からの暴言があったり、結婚してからDV被害があったりなど、怖い思いをしている可能性があります。そういう人のすべてではありませんが、不安を感じやすく、パニック障害にもなりやすいという傾向があるのです。

 

そして、怒られる・怒鳴り声を聞くなどすると心臓がどきどきしてしまったりとパニック発作が起きることがあります。パニック発作は、本当にパニック発作でなかったとしても、心臓がどきどきしたりするとそれを「また発作だ」と本人が受け止めることで悪化することがあるので注意が必要です。

 

怒られることで心臓がどきどきして、それを本人が「発作のはじまり」という風に認識することで発作がさらにひどくなってしまうということですね。

 

パニック障害の広場恐怖のように、怒られることで発作を繰り返していくうちに、「怒られる=発作」という風に完全に結びついてしまい、怒られるとほぼ確実に発作が起きるようになってしまうという例もあります。

 

そういう人が周りにいたら?自分の場合は?

家族であっても、職場の関係であってももし怒られるとひどく委縮してしまう人がいたとします。その場合には、難しいかもしれませんがなるべく怒らない方法で思っていることや意志を伝えてください。

 

感情的に怒っても、相手はもう「それどころではない」状態になってしまっているので思っていることや言いたいことはきっと伝わっていません。そして、また同じことで怒るはめになり、相手もますます委縮するという負のスパイラルが起きてきます。

 

そうならないように、怒りたくなっても冷静に大きな声を出さないようにということを心に留めておく必要があるでしょう。

 

さて、自分が怒られると発作が起きてしまうという場合の対処法です。

 

その場を離れるのが一番よいのですが、怒られているという状況ではなかなかそうもいきませんね。とりあえず、その場をやりすごす方法を考えましょう。一番のおすすめは、深呼吸です。呼吸をコントロールすることで心身が制御不能になることをある程度防ぐことができます。

 

日頃から深呼吸をする時間を作ることで、心と体のバランスを保ちやすくなりますので、怒られると発作が起きがちな人にこそ深呼吸は試していただきたい方法です。

 

まとめ

パニック障害の原因は、まだわかっていないことが多いのですが、脳の神経伝達のトラブルだと考えられています。

 

直接の引き金としては、強いストレスが一般的にもよく知られています。怒られることで発作が起きてしまう人も中にはいます。

 

幼少期の怖い体験や大きくなってからの怖い体験などが関係していることが多いのですが、怒られているときはすぐに逃げ出せないのも困ってしまうポイントです。

 

そこでおすすめしたいのが深呼吸です。怒っている相手にもあまり分からない方法ですし、心と体のコントロールを保つ効果があります。

 

できれば日頃から深呼吸をする習慣をつけておくと心と体の調子を整えやすくなりますよ。

 

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