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パニック障害を抱える方で歯医者に行けないという悩みを持つ方は実はとても多いのです。

 

大人なのに歯医者に行けないなんて、と悩んでいませんか?でも、虫歯やお口のトラブルも放置するのは全身の健康のためにもよいことではありません。

 

なるべく早く歯医者さんに行けるように、今回は歯医者さんに行く時の注意点をご紹介します。

 

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パニック障害で歯医者が苦手な人は多い?

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健康な人・状態であっても、「何となく歯医者さんが苦手」「つい後回しになってしまう」という人は少なくありませんね。でも、パニック障害の場合にはそれとはちょっと違った要因で歯医者に行けないと悩んでいるケースが非常に多いのです。

 

普通に歯医者さんが苦手と感じている場合には、結局痛くなってきたり、周りに強く勧められれば一応は「受診することができる」ものですね。しかし、パニック障害の患者さんで「行けない」と感じている方の場合、文字通り本当に「行けない」ということがあり得るのです。

 

歯医者さんに行けないのにはいろいろな要素があるかもしれませんが、パニック障害の場合によく理由をざっくりと分類すると、

 

  • 治療中に具合が悪くなるのが怖い
  • 歯医者まで行くことができないかもしれない

 

この二つが主な理由になるでしょう。パニック障害の典型的な症状として、「逃げ出せないところ」「助けてもらえないところ」を怖がったり、避けてしまうというものがあります。発作で怖い思い・恥ずかしい思いをした人なら、仕方ないともいえますね。ぜひ自分を責めないでください。

 

美容院でのシャンプー台が苦手という人も多いのですが、それと少し似ています。歯の治療が始まってしまうと簡単にはすぐに抜けられない・休めないというところが「行けない」と感じるポイントになっているのです。

 

歯医者に限ったことではないのですが、「そこまでの交通機関を利用するのが難しい」というケースで行けなくなってしまうこともあります。一度通ってみたものの、電車やバスが怖くなってしまったり、車の運転ができなくなったことで「行けない」と感じて諦めてしまうこともあるのです。

 

参考:パニック障害を抱えながら仕事探しする時に気をつける事や選ぶポイントは?

 

でも、たかが歯とあなどってはいけません。歯はあごの骨とつながっていますし、虫歯や歯周病がきっかけで全身が重篤な状態になったというケースもあります。長年治療途中のまま放置しているという方は要注意ですよ!

 

「行けない」と思ったら?注意点は?

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まずは「行けない理由」について自分なりに冷静に分析してみましょう。歯医者さんに行くことの何が怖いのでしょうか?また、何ができないから歯医者に行けないのでしょうか?紙に書いてみるのが考えを整理できて効果的ですし、精神科や心療内科を受診している場合には医師にすぐに見せられて便利ですよ。

 

では、歯医者さんにかかるためのポイント(注意点)をまとめていきます。

 

  • なるべく近所に行くこと

徒歩圏内・自転車で行ける圏内がおすすめです。交通機関が苦手という方は特にそういうふうに歯科医院選びをするのがおすすめです。地理的に難しい場合でもなるべく「近くにする」ということは意識しましょう。

 

  • 少しでも「怖くない」歯科医院を

できれば周りの人に聞いて「怖くない」「痛くない」といわれているところを選びましょう。最初からそういう風に思っていけば、パニック障害の症状以外の不安が減って少しでも気持ちが楽になることでしょう。

 

  • 最初は受診前に頓服を

「これで発作は起きないはず」と思って歯医者さんにかかることがポイントです。一度できればそれが自信にもなりますよ。

 

  • 問診票に「パニック障害」を隠さずに

最初に電話した時、問診票を書くときに必ずパニック障害については伝えておきましょう。歯科での治療中に本当に休めないかというと実はそんなことはなく、どうしても無理な場合には応急処置だけで済ませるなど最低限の時間で済ませてもらうこともできます。

 

参考:パニック障害の原因は怒られた時?そんな時はどう対処すれば正解?

 

そういった対応をしてもらうためにも、病気のことは隠さずに最初に伝えておきましょう。そうすると自分も歯科医師も対応が取りやすく、気分も楽になります。

 

一人で抱え込まずに相談を!

歯の治療はパニック障害を抱えていなくても、嫌だ・怖いと感じがちです。現役の歯科医師ですら、歯医者になる前は「歯医者嫌いだった」という人もたくさんいるほどです。

 

パニック障害の場合には、歯医者に限らず必要なところになかなか行けないということで生活上の困難を感じることがよくあります。でも、歯医者さんに行かずに放置するのは危険です。

 

あまりにもひどい虫歯のために、あごの骨までも治療が必要になったり、歯周病が原因で全身的な問題が起きてきたりと、近年ではお口の問題を放置してはいけないという考え方が広く知られてきています。

 

ですから、後悔のないように早めに歯医者さんに行くことをおすすめします。そのためには、一人で抱え込まずにかかりつけの医師・これからかかりたいと考えている歯科医院に相談しましょう。

 

一緒に考えてくれる歯科医院を見つけて、早く不安が解消できるとよいですね。

 

まとめ

パニック障害の場合、「すぐに抜けられない場所」が苦手になってしまうことが少なくありません。歯医者もその一つです。

 

歯医者に行けないと感じたら、

 

  • なるべく近くの歯科医院を選ぶ
  • 頓服を飲んでから行く
  • やさしい・痛くないと評判のところを選ぶ
  • 問診票で必ずパニック障害について書く

 

これらのポイントに気を付けてみてください。

 

放置して後悔しないように、主治医などにも相談しながら歯科医院に行けるように工夫してみましょう。

 

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