スポンサーリンク

 

統合失調症の症状に“暴れる”があります。ひどく暴れる時はどうすれば良いのか、周りの人は悩みますよね。今回はどのように対処するべきなのかをまとめました。

 

統合失調症は脳に異常が起き、感情や考えていることをうまくまとめられなくなってしまう病気です。そのため通常では考えられないような行動を取ったりすることも少なくありません。

 

症状はいくつかありますが、そのうちの1つが「暴れる」なのです。暴れて手がつけられなくなり、物を壊してしまう…といったケースもあるほどですね。それではその時の対処法なども含めて詳しく見ていきましょう!

 

スポンサーリンク

 

統合失調症の症状で暴れることがある?対処法は?

統合失調症,症状,暴れる
統合失調症の症状で暴れる、これは本当にあることです。一緒に暮らしている家族が突然暴れ始めたら…と考えると、ちょっと怖くなりますよね。お互いの身を守るためにも、しっかり対処していきましょう。

 

まずは危険なものを、すぐ手に取れないところへ隠します。危険なものとは包丁とかハサミとか、振り回されたら大変なものですね。できるだけわかりづらいところへ移動させて必要なら鍵をかけておくと安心です。

 

もし暴れる時間が決まっているなら、その時間になったら危険なものを隠す、という方法もありますよ。

 

それから子供やお年寄りやペットがいる家庭は“安全な場所”を確保しておきましょう。こちらも鍵のかかる部屋が理想的です。統合失調症の症状で暴れ始めたら子供やお年寄り、ペットを安全な場所へ避難させてあげて下さい。

 

参考:パニック障害発症時に暴れることはある?対処法は?

 

スマートフォンやフィーチャーフォンはいつでも携帯しておき、なにかあったらすぐにかかりつけの病院へ連絡するできるようにしておくことも必要ですね。無理に自分たちだけで対応しようとするとお互い傷を負ってしまうかもしれませんから、いつでも病院の手を借りられる準備を整えておきます。

 

暴れるとなると素人の手には負えなくなってしまうんですね。ですから“防御”することが大事になってきます。

 

どうして統合失調症の症状で暴れるの?

統合失調症の症状でなぜ暴れるのか。それは幻覚や幻聴に原因があると考えられています。

スポンサーリンク

 

幻覚や幻聴を見ると言っても、自分にとって良いものだったり幸せなものだったりすることはほとんどありません。統合失調症では「誰かに監視されている」とか「誰かに操られている」「常に罵られている」とか、そういうふうに感じてしまうのです。

 

もしもあなたが「誰かに監視されている!」「いつも罵られて怖いことを言われている!」というような状況に陥ったらどうでしょうか?ものすごく怖くなって不安を感じるようになると思います。

 

参考:統合失調症の症状とは?具体例はどんなもの?

 

わかりやすく考えると“ストーカー”です。テレビなどでストーカーに関するニュースを見かけたりすると「怖いなあ」と感じますよね。統合失調症の患者さんは、いつも監視されている・罵られていると思い込んでしまうため、ずっと怖くて不安な思いをしているんです。

 

そうすると些細な接触にも過剰に反応して抵抗しようとします。この抵抗こそが“暴れる”という症状なんですね。いきなり襲われて、それに抵抗するために暴れる…というイメージなら理解やすいでしょう。

 

実際に統合失調症の家族を持った人はどうしてる?

統合失調症の症状が出た家族を持った人はどうしているのか、気になると思います。特に「暴れる」「物を壊す」といった行動には悩まされますよね。統合失調症の家族と一緒に暮らし、暴れるなどの症状に困っている人は意外といらっしゃるんです。

 

「決まった時間に暴れるので困っている」「奇声を上げるので注意するが一向に良くならない」「子供やペットにもいやがらせをしているが止められない」

 

統合失調症は放置しておいて治るものではありません。それどころか、治療せず放置していると悪化していくんです。

 

多くの人は病院に連れて行き診察を受けさせて、さらに入院した上で治療をしていますね。統合失調症の患者さんは病気が治っていないにも関わらず治ったと思い込んだり、薬を嫌がったりするので、治療も素人の手に負えるものではないんですよ。

 

まとめ

統合失調症の症状で暴れるため入院治療をしている患者さんは少なくありません。精神科、しかも入院となるとなんとなく抵抗を感じるのも無理はないでしょう。

 

しかし「精神科はちょっと…」「きちんと接していれば治るはず…」と言って治療を受けないままでいると、治るものも治らなくなってしまうんです。統合失調症が続けば“普通の日常生活”を送るのが難しくなってきますよね。一緒に住んでいる家族も疲れてくるので優しく接することができなくなってくるものです。

 

きちんと治し、お互い気持ち良く一緒に暮らせるようになるためにも“治療”はしっかり受けていきましょう。

 

スポンサーリンク