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毎日の疲れをいやすために欠かせないお風呂。本来はとても気持ちが良いもののはずです。

 

しかし、パニック障害になるとお風呂に入ることが怖いと感じることもよくあります。

 

どうしてお風呂で不安を感じやすくなるのか?「お風呂が苦手」なのを克服するために何ができるのか?お風呂にまた気持ちよく入れるようになるためのヒントを探っていきましょう。

 

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パニック障害でお風呂が苦手に?

パニック障害,お風呂,怖いパニック障害では、日常的な行動でも怖いと感じたり、発作が起きたことによって苦手意識が出てきてしまうことがあります。

 

お風呂が怖い・苦手であると感じる患者さんも多いですね。でも、どうしてお風呂が苦手になってしまうのでしょうか?実際に悩んでいる方の怖いというポイントについてまとめました。

 

  • お風呂に入った時に発作が起きた経験があるから
  • お風呂場では一人になるから
  • シャンプーなどで自由に身動きができない状態になるから
  • 発作が起きたら家族に気づかれるかもしれないのが不安
  • なんとなく息苦しく・不安な気持ちになる

 

お風呂場で偶然に発作を起こし、予期不安によって入ることが難しくなっているという人が多いようです。また、閉鎖された一人の空間ということで不安になることもあるでしょう。

 

そして、家族に病気のことを打ち明けていない場合、「驚かせてしまう」とか「知られたらいやだ」と思い、それが余計に不安を増大させてしまっていることもありますね。また、美容院のシャンプーが苦手という患者さんはとても多いのですが、同じように頭を洗っている時に発作が起きることが怖いと感じるケースも多く、それが入浴を困難にしていることもあります。

 

参考:【パニック障害】美容院のシャンプー時はどうすれば落ち着ける?

 

では、パニック障害の場合、どのようにお風呂に入ったら少しでも入りやすくなるでしょうか?

 

怖いと感じないためにはどんな工夫がある?

パニック障害,お風呂,怖いまず、どうしてお風呂が怖いのか少し考えてみませんか?そして、その原因をつぶしていくのが一番です。単なるお風呂嫌いとは違って「入りたいのに入れない」から辛いのですよね。そこを乗り越えていくヒントを探しましょう。

 

  • 閉鎖空間だから怖い、という場合

この場合のおすすめは、お風呂のドアを開けて入るのがおすすめです。家族がいると難しい場合は、誰もいない時間を見計らって入るか、いっそ正直に病気について話すのも一つの方法です。

 

お風呂の湯気で火災報知器が反応したりしないように、浴室・お部屋ともに換気扇を回すと安心です。

 

  • とにかく「時短」で

怖いと感じているなら、その時間は短ければ短いほど楽に感じるものです。お風呂の時短テクニックとしては、熱めのお湯(シャンプーもボディソープもなし)で体と髪を洗うというものがあります。

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熱めのお湯(42℃くらい)なら、べたべた感も残りません。調子が良いときに石鹸やシャンプーを使えばよいのです。美容法としてあえてこの方法でお風呂に入っている方もいるくらいですので、汚いかも?と心配しなくて大丈夫ですよ。

 

  • 頓服を飲んで気持ちが落ち着いてから入る

お風呂という日常生活のためにお薬を飲む、ということに抵抗を感じるかもしれません。でも、予期不安と戦うためには「とりあえず大丈夫だった」という体験が実はかなり重要です。お薬の力でもいいので、一度「あまり怖くなかった」とか「何も起きなかった」という経験をしてみてください。

 

この「大丈夫だった」という気持ちが次につながり、お風呂が怖いという気持ちを克服することにもつながります。お薬の用法が心配な場合は、この方法を試す前に主治医に相談してくださいね。

 

  • どうしても無理なら、無理しない!

「無理だ」、「怖い」という感情があまりにも強い時にはどうしても入らなくてはいけないということはありません。こういう時は余計に発作が起きやすくなります。そして、またお風呂で発作が起きると「お風呂=発作」という考えが起きてしまいます。

 

そうならないように、お風呂があまりにも辛いなら、熱いお湯で濡らして固く絞ったタオルで体を拭く、頭は水のいらないシャンプーできれいにするという方法で清潔を保ってみてくださいね。調子のよい日に再チャレンジすればよいのです。

 

  • 朝・昼間入ってみる

明るい時間帯に入浴すると不安が軽減されるという人が意外と多いようです。たしかに、不安を抑えてくれるセロトニンは朝が一番多いといいますし、理に適っているともいえます。

 

暗い時間は余計に不安が大きくなりがちです。しばらくは朝風呂・昼風呂で、お風呂に入るということの抵抗感をなくしていってもよいですね。

 

  • お風呂を良い香りに

あまりにも強すぎる香りは逆効果ですが、アロマオイルを置いたりしてお風呂をほんのり良い香りにするというのもおすすめになります。リラックス効果があると知られているラベンダーやイランイランなどのオイルがぴったりです。

 

参考:パニック障害持ちは運転免許は取り消しになる?!更新はできるの?

 

できそうな方法から無理せずに、挑戦していきましょう。

 

お風呂の苦手は克服可能!

お風呂が怖いと感じていても、その苦手は克服可能だと自分で自分を信じてあげてください。

 

パニック発作は怖いものですし、とても苦痛に感じますがそれによって命に関わるということはありません。そのことを改めて認識しましょう。

 

最初はお薬の力を借りたりしても、まず「入れた」という経験をすることが予期不安の軽減につながります。そして、予期不安を克服することが苦手な行動を克服していくことにもつながります。

 

参考:ウォーキングをすることでパニック障害に対する劇的な良い効果とは?

 

お風呂にまた気持ちよく入ってみたいと思いませんか?そのために一度成功するという経験をして、一歩ずつ進んでいきましょう。

 

まとめ

パニック障害によってお風呂が怖いと感じるようになった人も少なくありません。

 

克服していくためには、苦手なポイントをつぶしていくのがおすすめです。

 

例えば、お風呂のドアを開けて入ったり、お薬を飲んで落ち着いてから入るなどの工夫があります。

 

お風呂が怖いのを克服して、毎日をもっと過ごしやすくしていきましょう。

 

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