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自律神経失調症の症状、夕方からひどくなるなどの心当たりがありませんか?

 

微熱を伴ったりして夕方からの辛い症状に悩まされてる人も少なくありません。どうして、夕方からますます具合が悪くなってしまうのでしょうか。

 

時間帯と自律神経の関係、どうして不調が起こるのかなど分かりやすく解説していきます。

 

 

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自律神経失調症が夕方から悪化する?

自律神経失調症,夕方から,微熱自律神経失調症の症状に悩まされている場合、一日を通して具合が悪いということも少なくありません。でも、時間帯によって調子の悪さの種類が違ったり、特定の時間帯が特に辛いというような症状が出る人もいるのです。

 

自律神経失調症では、「朝起きられない」といった症状が有名ですね。でも、朝調子が悪いけれど夕方からは元気というふうになるとは限りません。人によっては夕方から特に調子が悪いということもあります。

 

夕方によく見られる自律神経失調症の不調としては、次のようなものが患者さんの実体験として知られています。

 

  • 精神的な症状(不安感など)
  • 強い疲労感
  • 微熱
  • 頭痛
  • 目のチカチカ感

 

他にも人によって症状は違ってきますが、不調を訴える人の多い時間帯です。自律神経失調症だけでなく、うつ病でも夕方不調が出てくる場合がありますし、他の病気でも微熱が続いてしまう場合があります。

 

ちなみに病院を微熱で受診している患者さんの約半分は、風邪などの感染症と診断されます。そして、次に「原因不明」というものが続きます。そして、数は多くないものの「悪性腫瘍(がん)」や「甲状腺機能亢進症(甲状腺の機能が働きすぎてしまう病気)」というケースもあります。

 

自律神経失調症では、朝や夕方など交感神経と副交感神経が交代する時間帯に不調が出ることがとても多いのが特徴です。ですから、夕方に不調が出てくるのはそれほど珍しいことではありません。

 

参考:自律神経失調症で耳鳴りがヒドイ!治る為に何をすれば良いの?

 

微熱を伴う不調が起きても心配しすぎなくても大丈夫ですが、続くときにはしっかりと血液検査などを受けて本当に自律神経失調症が原因で起こっているのかということを確かめる必要がありそうです。

 

微熱を伴う原因とは?

自律神経失調症,夕方から,微熱まず、自律神経失調症では交感神経と副交感神経の切り替わりがうまくいかないということがあるということをお話ししてきました。それが微熱に関係している可能性もあります。

 

人間は、活動する時に主に働く神経である交感神経と休息する時に主に働く神経である副交感神経が無意識に体全体の機能をコントロールして生きていますが、自律神経失調症ではその切り替わりのタイミングが上手くいかなかったり、働きすぎになってしまったりするのです。

 

普通は朝起きて仕事や学校に行ったり、夕方帰ってきてゆっくり休むというようなリズムで人は行動しますね。人間の神経もだいたいそれに合わせた時間で切り替わります。活動する時はより活動しやすいように、休むときにはより体の疲れが取れるように上手く調節されているわけです。

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それが上手くいかないことで、体温調節に問題が起きてきて夕方微熱が出たりする症状が出ると考えられます。

 

また、人間は一日のうちで体温が変化しています。一日を通して同じ体温が続くということはなく、早朝が一番低く、夕方の16~18時くらいの時間帯が一番体温の高い時間となっているのです。だから夕方に微熱があると感じるのは不思議なことではありません。

 

そして、自律神経失調症の場合にはご自身の症状を心配するあまりに「負のスパイラル」状態になってしまうこともあります。「重い病気なのでは?」などと心配しすぎて余計に気分が悪くなってしまい、体にもその影響が出てくるというパターンです。

 

また、大きい変化ではありませんが気圧の変化も体調の変化に関係しているという説もあります。低気圧の時に頭が痛くなる、といったような話を聞いたことはありませんか?実は低気圧だけでなく、気圧が上がっても体調を崩す人もいます。気候の変化が体に影響を及ぼしているというのも原因として考えられそうです。

 

ちなみに一日の中で気圧も一定ではありません。太陽の光の影響で夕方から夜の21時くらいまでは気圧が上昇傾向です。このときに体調の変化を感じても不思議ではありませんね。

 

参考:自律神経失調症と不整脈の関係とは?治療はどうすれば良いの?

 

夕方から微熱が出るというのは、このような複雑な要因が絡み合っていると考えられます。健康な時ではそれほど環境の影響で体調を崩したりしないものですが、自律神経のバランスを崩している時は小さな変化も体調に大きな影響を及ぼすとも考えられるでしょう。

 

夕方からの不調を治すためには?

まず、心がけたいのが自律神経そのものの調子を整えていくということです。それに加えて、体を冷やさない・温める・体をほぐしてリラックスした状態に保つということを意識しましょう。

 

自律神経そのものを元気にしてあげるには、規則正しい生活と適切な睡眠が大切です。

 

朝起きたら太陽の光を浴び、夜はスマホなどの電子機器を使うのは控えめに。これがまずできそうな生活習慣の改善ポイントです。

 

夜寝る前にスマホをいじるのが習慣という人はとても多いのですが、ぜひ一度やめてみてください。それだけで朝「よく寝た感じ」を味わえたという人も多いのです。今日一日だけと思ってやってみませんか?

 

そして、体を温めたり・ほぐしてリラックスさせてあげるのも実は大切です。

 

体が冷えているとなんだか体がこわばってかんじませんか?冷えて体がこわばり、それによって体が緊張した状態になる、自律神経にも悪影響を与えてしまうといったような悪循環が起きてしまうという説もあります。

 

腰にカイロを貼る、時間があれば足湯をする、飲み物はなるべく常温かホットを選ぶなどの工夫で冷えを改善できますので、夕方から調子が悪くなるという方は、体を温めて、ほぐしてあげるという点にも注意して日常生活を送ってみましょう。

 

まとめ

自律神経失調症では夕方から微熱が出たり、体調が悪くなるという症状を訴える人が少なくありません。

 

その理由としては、交感神経と副交感神経が切り替わるタイミングであるということや、人間の一日の体温変化の中で一番体温の高い時間帯であるということ、気圧の変化などが挙げられます。

 

普通はそういった小さな変化ではあまり体調に影響が出ないわけですが、自律神経の調子を崩していて体全体がセンシティブになっている場合にはよくあることです。

 

また、微熱が長く続く場合には自律神経の問題ではなく、甲状腺の問題であるとか他の重大な病気が隠れている可能性も否定できません。積極的に血液検査などで原因を明らかにしましょう。

 

身体的な原因が分からない場合には、自律神経そのものを整えるための生活の改善や体をリラックスさせる工夫などを試してみましょう。

 

自律神経失調症は長い付き合いになってしまうこともありますが、生活を工夫することでより生き生きと毎日を過ごすことができます。地道に改善していきましょう。

 

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