統合失調症の薬は一生飲み続けなければいけないと言われています。それは精神的にも負担がかかりますし金銭的にも厳しいでしょう。果たして減薬はできないのでしょうか?

 

どんな薬であっても、できれば一生飲み続けるというのは避けたいですよね。それこそ薬漬けになってしまいます。減薬する方法はないのか、そもそも減薬できるのか。詳しくご説明していきます。

 

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統合失調症になったら薬は一生?

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原則として統合失調症になったら薬は一生飲み続けることになります。ただし、これは“絶対”ではありません。詳しくは【統合失調症を薬を飲まないで治す!順序はどうすれば良い?】の記事をご確認ください。

 

統合失調症に限らず病気の症状は人によって大きく変わってきます。症状が重い人や何度も再発している人の場合、減薬をするのは難しいでしょう。ずっと薬と付き合っていかなければなりません。

 

みなさんはなぜ「統合失調症の薬は一生」なのかご存知ですか?そう言われている理由は“根治しないから”なんですね。ちょっとしたきっかけで落ち着いていた症状が強く出たりすることが考えられます。

 

統合失調症の薬は、そんな症状を抑える役割を持っています。根治させられないから薬をの力を借りて症状を抑え続け生活する、ということなんです。

 

また“保険”の意味も込められていますね。薬を飲み続ければ再発のリスクが減少するんです。

 

実際、統合失調症の再発を何度も繰り返している患者さんがいらっしゃいます。治療のための入退院を繰り返すような生活が何十年と続いているんです。これでは今までと同じような生活を送ることはできませんよね。そういった事態を防ぐためにも、薬は統合失調症の患者さんにとって必要なんです。

 

症状が寛解(かんかい)すれば薬は一生ではない?減薬の可能性も!

先ほどもお話した通り、統合失調症の薬を一生飲み続けなければいけないというのは“絶対”ではないんです。症状が軽かったり予後が非常に良い人ですと、薬を一生飲み続けなくても良い希望が見えてきます。減薬に成功している人もいますから、諦めないで治療を続けていきましょう。

 

参考:統合失調症だとろれつがまわらなくなる?

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減薬のコツは“自己判断はしないこと”。それから“お医者さんとしっかり相談し、指示に従うこと”

 

減薬に成功した人は「薬を減らしても正常を保てる程度」まで回復しています。統合失調症の患者さんは途中で薬を減らしたりやめてしまうと、あっという間に症状が悪化するんですね。ですから薬を減らしても正常を保てるというのはとてもすごいことなんですよ。

 

もっと身近な薬で考えてみるとわかりやすいかもしれません。風邪をひいて風邪の薬を飲んだとします。途中で薬をやめてしまったら、鼻水や喉の痛みや頭痛でつらくなりますよね。薬を減らせるのはある程度風邪が治って鼻水や喉の痛みなどの症状が改善されてからです。

 

統合失調症も病気の1つですから、それと同じなんですよ。薬を減らしたいと思うならお医者さんと相談し、無理なことはしないようにしましょう。

 

成功させるために知っておきたい減薬のリスクって?

統合失調症の薬を一生飲み続けるのには再発防止の意味も込められているとお話しましたね。これが減薬の一番怖いリスクなんです。

 

統合失調症の患者さんで、やや強引に減薬を始めたという人は少なくありません。成功した人ももちろんいらっしゃいますが、残念ながら成功しなかった人も存在するんですよ。

 

とある人は薬を飲んでいるから具合が悪くなっているんだと思い込み、お医者さんの指示なしに減薬してしまいました。統合失調症の薬は副作用が強く出ますから、そう思うのも無理はないかもしれません。その結果、減薬しすぎて症状が抑えられなくなり統合失調症が再発して、また入院治療をしなければならなくなったんです。

 

薬をやめると一時的に症状が回復するため「大丈夫じゃないか」と思ってしまうんですね。それもまた減薬が怖い理由の1つと言えるでしょう。

 

減薬を成功させるためには“タイミング”と“段階”が必要になります。素人では判断できないことですから、やはりお医者さんと話し合った上で指示に従い、減薬を始めていきましょう。減薬はいきなりするものではなく“徐々にしていくもの”なんです。

 

まとめ

統合失調症の薬を一生飲み続けなければならない理由、それは正常を保つためと再発を予防するためだったんですね。減薬をするとどんなリスクがあるのかもわかりました。

 

ただしリスクが高いからといって諦めることはありません。実際に減薬、さらには断薬まで成功している人もいるのですから頑張って治療を進めていきましょう。統合失調症の薬は副作用が強く多いため苦しいと感じることもあると思います。

 

薬を変えれば副作用が緩和される可能性もありますから、そうなったら減薬や断薬はせず、回復するまで自分に合う薬を続けていきましょう。症状が落ち着いてから減薬をしていけば良いのです。

 

何事も焦りは禁物ですので気長にやっていく気持ちが重要なのかもしれませんね。

 

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