スポンサーリンク

 

パニック障害の薬とお酒を同時または直近に飲むと良くない影響があるのでしょうか?そんな気になる薬の飲み合わせについて考えていきましょう。

 

また、具合が悪くなるという人の少なくない運転中の急な不調についても解説します。

 

あらかじめ、症状が出た時にどうしたらいいのかを知って正しい対処ができるようになりましょう。

 

スポンサーリンク

 

パニック障害の薬で注意することって?

パニック障害,薬,お酒,運転まず、パニック障害の薬について大まかに解説していきます。

 

パニック障害の場合に処方される薬は、

 

  • 抗不安薬
  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
  • 三環系抗うつ薬

 

主にこの三つです。それぞれメリットとデメリットがあり、症状や状況に分けて使い分けられています。

 

例えば、抗不安薬はすぐに効果が表れやすい反面、習慣になりやすい・副作用が大きいというデメリットがあります。しかし、SSRIが効いてくるのには2,3週間とかなり時間がかかるという面があるので、その効果が出るまでに調子を整えるために使うという治療法がよくあります。

 

この例の場合に気を付けるポイントがあります。

 

それは抗不安薬を飲んで調子が良くなったと思って、自己判断ですべての薬をやめたりすることです。

 

参考:パニック障害の薬をやめたい!でもどんな離脱症状が出るの?

 

また、パニック障害の発作を引き起こしやすいといわれているものは薬を飲んでいても引き金になる可能性がありますので避けてくださいね。

 

具体的に言うと

 

  • カフェイン
  • たばこ(ニコチン)
  • アルコール

 

です。せっかく薬を飲んでいても自分できっかけになりやすいものを体に入れるのはよくありません。

 

この中でなかなかやめにくいのがたばこですが、禁煙外来などもあり、保険適用で禁煙ができる場合もあります。今後も発作を起こさないため、ご自身の長期的な健康を考えたうえでも、自分で禁煙をしようとして挫折するよりもリスクが低く禁煙できる方法です。ぜひ積極的に検討してみましょう。

 

お酒との飲み合わせは絶対ダメ?

パニック障害の薬は、お酒との飲み合わせはよくありません。治療中はお酒は避けるようにしてください。気分を味わいたい場合には、ノンアルコールで楽しむようにしてください。

 

それでも飲みたくて困っている、飲まないと辛いという場合にはぜひそのことも隠さずに医師に相談しましょう。知らず知らずのうちにアルコール依存症になってしまっている場合もあります。

 

これも、気づかずに放置してしまうと社会生活に影響を与えてしまうことが考えられますので、お酒を飲まないとイライラする・飲まずにはいられないという場合には次の診察の時には必ず相談してくださいね。

 

パニック障害の治療に使うお薬、特にSSRIはアルコールの影響でより副作用が強くなってしまいます。

スポンサーリンク

 

  • 吐き気・気分が悪い
  • 眠気
  • 不眠
  • 口が乾く
  • 尿が出にくい
  • 便秘になる
  • めまい
  • 性機能の低下
  • 体重が増える

 

これらがよく知られている副作用です。アルコールとの飲み合わせによってこれらの副作用がより悪化したり、今までなかった副作用が出てしまう心配もあります。

 

お酒に関しては、基本的に治療期間中は飲まない・飲みたくて困ったら医師に相談するという2つを忘れないでくださいね。

 

運転中に具合が悪くなったら?

パニック障害,薬,お酒,運転パニック障害の場合、車の運転中に具合が悪くなったり、以前に車の運転中に具合が悪くなった経験から車に乗ることに恐怖を感じるようになってしまうというケースもあります。

 

車の運転中に具合が悪くなった場合にはどうしたらよいのでしょうか?いざというときにあわてないように知っておきたいですよね。

 

参考:パニック障害を自力で克服した人の行動と共通点は?

 

まずは、危険がありますのでどうにか道路わきに車を寄せてハザードランプを出すなどして停車させてください。発作が起きそうになったと感じた時点で無理に運転しようとするのはやめましょう。

 

そして、即効性のあるタイプの頓服薬を飲み、おさまるまで休憩しましょう。

 

本当は、車の運転中に発作が起きやすい場合にはしばらく車の運転は控えるのが理想です。交通事故を起こしてしまい、中でも人身事故などの場合、ご自身・相手・相手のご家族など様々な人の人生が変わってしまいます。ですから、必要に迫られない限り控えた方が無難です。

 

しかし、生活の足として車が欠かせないという地域に住んでいたり、仕事に車の運転がつきものの職業の場合にはそうもいきませんよね。

 

その場合には、常日頃から「発作が起きそうになったらすぐに車を停める」ということを自分にインプットして、もしもの時のために頓服薬も必ず持ち歩くようにしましょう。

 

まとめ

パニック障害のお薬を飲んでいるときに気を付けることをまとめます。

 

  • 調子が良くなったときに勝手に服薬をやめない
  • カフェイン・たばこ・アルコールは避ける
  • とくにアルコールは副作用を強めるので注意

 

もしどうしてもたばこやアルコールがやめられない時も、そのこともしっかりと主治医に相談することが大切です。

 

また、車の運転中の発作に悩んでいる人も少なくありません。発作が起きそうになったら、

 

  • すぐに路肩に寄せて確実に停める
  • 頓服薬を飲み、おさまるまで休憩する

 

このように対処しましょう。しかし、車で事故を起こしてしまうと自分や人の人生に大変な影響を与えてしまう可能性もあります。どうしても不安、ということなら症状が落ち着いてくるまでは車を運転しない方が安心です。

 

自分の処方薬とうまく付き合いながら、わからないことや困ったことはすぐに医師に相談しながら治療を進めてきたいですね。

 

スポンサーリンク