統合失調症があまりに重いと入院治療することもあります。統合失調症は長く戦わなければいけない病気。入院時の金額や、これからかかる費用が気になるでしょう。
統合失調症は治る病気ですが、しっかり治療しなければ治りません。それには入院が必要になることも少なくないんです。入院したらどのくらいの金額がかかるのか、それを知っていれば費用などを用意しやすくなりますよね。
統合失調症をきちんと治すためにも入院の際にかかる金額を把握しておきましょう。
統合失調症の入院、期間毎の金額が知りたい!どのくらい費用を用意すべき?
統合失調症で入院する期間によって金額は変わってきます。これは当然と言えば当然かもしれませんね。
金額が変われば用意するべき費用も変わってくるでしょう。統合失調症で入院するとなると、かかる金額は結構高めです。ある程度の費用を用意しなければならないことを覚悟しておかなければいけません。
統合失調症の具体的な入院費用についてお話する前に、ひとつ注意があります。病状、病院、服用する薬の種類や数によって若干ですが金額は変動します。ですのであくまで“目安”としてお考え下さい。
入院するとなると最初に発生するのが保証金です。保証金はだいたい20~30万円の病院が多いですね。入院させたあと連絡が途絶えてしまう家族もいるため、中には保証金がさらに高額な病院もあります。
1日あたりの入院費用は8千円から1万円程度だと言われています。大部屋、個室、薬の種類と数、それから保護室に入るかどうか、によってもちろん変わってきますね。
1日あたり8千円から1万円程度となると入院費用がかなり高くなることが予想されます。
実際に統合失調症で入院した人たちの話を聞くと、1ヵ月あたりの入院費用は「20~30万円前後」になりますね。多少は前後しますので、20万円を切る可能性もゼロではありません。
1日あたり8千円から1万円前後。1ヵ月あたり20~30万円前後、と覚えておくと良いでしょう。
補足として、統合失調症でも健康保険は適用されますので安心して下さいね。
統合失調症で入院するとかかる金額は高い!費用を抑える方法はある?
統合失調症で治療のために入院すると、あまりの金額の高さに驚いてしまうかもしれません。そして入院費用を用意し続けるのが苦しくなってくると思います。
もし月々30万円かかるとしたら、そのお金を捻出するのに苦労しますよね。月々30万円もあれば余裕のあるそこそこ良い暮らしができるほどです。
そこで少しでも負担を減らすようにしましょう。「高額医療制度」、みなさんはこの制度を知っていますか?
こちらは全国健康保険協会のウェブサイトです。高額医療制度について詳しく書かれていますね。要約すると「医療費の金額がものすごく高くて苦しい場合は一定条件を満たしていることで払い戻しを受けられる」ということです。
「限度額適用認定証」の存在も覚えておくと良いでしょう。
さきほどと同じ全国健康保険協会のウェブサイトとなっています。入院など医療にかかる金額が高額になる!とわかっている場合、限度額適用認定証をあらかじめ提出しておけば1ヵ月あたりの支払いが自己負担の限度額までになるんですね。
高額医療制度があれば統合失調症の入院費用でかかる負担が少しでも減らせますよ。
無事に退院した後もお金はかかる?
統合失調症になったからといってずっと入院し続けるわけではありません。ですが退院後も通院して薬を飲み、治療を続けていかなければならないんですね。入院時より金額は安くなりますが、やはりそれなりに費用がかかるんです。
通院するのに公共交通機関を使っているなら電車賃などの交通費。診察料、お薬代、これらをずっと支払い続けるのですから決して楽にはなりません。
退院後の統合失調症の治療を助けてくれるのが「自立支援医療費制度」です。
上記は厚生労働省のウェブサイトになっています。わかりやすく説明すると精神的な病気を患って通院を続けなければいけない人の自己負担が1割になる、という制度ですね。
対象となる精神的な病気の中に統合失調症が含まれていますので、今後も通院を続ける必要があるなら申請しておくと生活が楽になるでしょう。少しでも診察や薬の金額が安くなれば、負担する費用も少なくなりますよね。
まとめ
統合失調症で入院すると、かなりの金額がかかることがわかりました。入院費用を用意するのは確かに大変ですが、治すためにもここは踏ん張って下さいね。
高額医療制度や自立支援医療費制度を利用すれば、費用の負担が軽減されるので少しでも楽になると思います。申請に必要な書類や申請の仕方などの情報はインターネットで見られますから、それほど悩むこともないでしょう。
統合失調症の認知度があまり高くないのと同じで、高額医療制度もあまり知られていません。いざという時に役立ちますから、頭の片隅に置いておくことをオススメします。