「パニック障害だけど仕事に戻りたい」と思うのは自然なことです。それだけ心身の状態が回復してきたという点は、自信を持ってくださいね。

 

でも、いきなり新しい生活に対応できるか不安になってしまうこともあるでしょう。

 

休職していた時の生活と仕事に復帰してからの生活の変化に対応して、上手に復帰していくコツをご紹介します。

 

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パニック障害だけど仕事に戻れる?

パニック障害,仕事,復帰パニック障害でも仕事を続けている人はたくさんいますし、一度休職や退職をしたとしてもまた職場に復帰したり、転職して新しい職場で頑張っているという人も同様です。だから、一度パニック障害と診断されたことで悲観しすぎないでくださいね。

 

確かに、パニック障害の発作はとても恐怖を伴い辛いものですし、治ったと思ってもまたぶり返すことも多いのが現実です。

 

最近は精神的な病気の場合、「完治」という表現をあまり使わず症状が良くなったことを意味する「寛解(かんかい)」という表現を使うことが増えています。それだけ精神的な病気というものは、簡単に「治った」と言い切れない面があるということです。

 

しかし、「完治」でなくとも「社会生活に支障がないように」治していくことは可能ですから、パニック障害に一度なってしまっても仕事に戻ることも可能だといえます。まずは、症状を落ち着けることを最優先に考えていきましょう。

 

つい仕事に早く戻りたい、と思うと焦ってしまいがちですが、回復が不完全なまま無理に仕事に復帰するのはおすすめしません。何故かというと、パニック発作は不安や緊張の度合いが高いとさらに起きやすくなります。

 

そして、一度起きてしまうと予期不安(よきふあん)といって「また発作が起こるかも」という気持ちが湧き上がってきます。すると、一度発作を起こしたときにいた場所に行くことやその時にしていたことをするのに恐怖を感じるようになってくるのです。

 

参考:パニック障害の治療期間に正しい過ごし方はどうすれば良いの?

 

それによって一度仕事に復帰したにも関わらず、また発作を起こすようになり、続けられなくなり自身まで喪失してしまう心配があります。

 

そうならないように、仕事に復帰したい気持ちは大切にしつつ、その具体的な時期については医師などと相談しながら慎重に決めていくことが大切です。時期ははっきりとは言えなくても、治療を着実に続けていけば仕事復帰は可能という風に希望を持って治療を続けましょう。

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復帰するために必要なことって?

パニック障害,仕事,復帰一番のポイントは「発作が落ち着ている」ということです。発作が頻繁に起こっているようなら、今はまだその時期ではないと判断していいでしょう。

 

また、自分を客観的に見てくれる医師のゴーサインがあるかどうかもポイントです。自分で復帰時期を誰にも相談せずに決めてしまうのは、あまりおすすめできません。しっかり回復してから復帰することが、またぶり返すリスクを下げてくれますよ。

 

そして、復帰するときに大切なポイントは少しずつ慣らしていくこと。パニック障害でなくても、休職や退職などで家にいた生活と毎日決まった時間に決まった場所にいって働くという生活はかなり違ったものです。ストレスを強く感じないためにも少しずつの慣らしが需要です。

 

「慣らし」の期間が必要だということを職場の信頼できる上司などに相談しておくと安心です。反対にそれを相談しにくいというような職場の場合は、復職の過程やその後、病気への理解のなさに苦しむ可能性も出てきます。そういう職場の場合は、本当にここに戻るのか?ということも慎重に考えてください。

 

参考:パニック障害の初期症状は何?セルフチェックの方法はあるの?

 

まとめると、復帰するのに必要なことは

 

  • 発作が落ち着いていること
  • 医師などのゴーサインがあること
  • 慣らし期間を作れること

 

これらのポイントです。何しろ焦らないことが遠回りに見えて近道です。自分に自信がもてるように一歩ずつやっていきましょう。

 

復帰の日が決まったらすることは?

まずは、生活リズムを改めて整えましょう。起床時間は、職場に通勤するのに余裕をもって間に合う時間にし、食事も摂りましょう。

 

また、パニック障害の再発を防ぐために通勤ラッシュを避ける場合もあるかもしれません。その場合にも間に合うように、なるべく早めで慣らしておくとより安心して通勤を再開できるようになります。

 

そして、慣らし期間を設けるとよいですね。まずは、通勤の電車などに乗って定時に職場に着くことが目標です。通勤の電車に慣れたいということであれば、空いている時間から慣らしていくとハードルが低くなりますよ。

 

職場の協力が得られれば、最初は時間を短めに勤務させてもらうようにすると負担が少なく復帰ができます。これは、「頼みにくい」と敬遠してしまいがちですが、とても大切なことです。仕事を休む前、復帰する前などにあらかじめ相談しておくことがポイントになります。

 

このように復帰の日が決まったら、生活リズムを整え、通勤にも少しずつ体を慣らしていきましょう。そして、復帰もいきなりフルの復帰ではなく負担の少ない時間から始めるのが理想です。

 

まとめ

パニック障害でも仕事に戻ることは可能です。しかし、それにはいくつか条件があります。

 

  • 発作が落ち着いていて、医師のOKをもらっていること
  • 慣らしの時間を取れること

 

これらの条件を整えて、無理せず焦らずに復帰を目指していきましょう。

 

とくに生活リズムを自分で戻して、慣らし期間を作ることはとても大切です。復帰が決まったら真っ先に取り組んでいきたいですね。

 

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