自律神経失調症のために休職したいと思ったとき、いろいろ分からないことが出てきますよね。
まずは診断書はどう書いてもらったら良いのか?
お休みする間どんな過ごし方が回復に役立つのか?などこれからの役にたつ情報をまとめました。
自律神経失調症で休職する場合にすべきことは?
自律神経失調症の症状があまりにも辛く、日常生活や仕事に支障が出てくる場合があります。
その場合に休職を考える方もいるでしょう。休職する前に準備しておくこととはどんなことなのでしょうか?
- 会社の就労規則を確認
- 傷病手当の申請について調べておく
- 上司と復職の時期について仮に決めておく
- 医療ソーシャルワーカーと休職中の生活・経済面についての相談
会社の就労規則に「休職期間」について定めがある場合があります。まさかの「復職できない」ということのないようにどのくらいの期間休んでいいのかということを確認しておく必要があります。そのうえで上司と復職の時期についても相談しましょう。
そして、傷病手当を申請する準備も始めておきましょう。欠勤4日目から手当は支給されます。支給してくれるのは所属している健康保険組合ですので、保険証に載っている連絡先に連絡して詳しいことをあらかじめ聞いておくと安心です。
参考:自律神経失調症の症状って?女性のなりやすいものと改善する方法は?
また、病院にいる医療ソーシャルワーカーに相談するのもおすすめです。生活上の悩みや経済面での悩みなどどんなことでも相談に乗ってくれます。実際に困ってから相談するよりも、実際に休職に入る前にあらかじめ不安を解消しておくことで治療により専念できるでしょう。
診断書はどうしたらいい?
会社の休職にあたって診断書が必要と言われた場合には、病院で診断書を作成してもらう必要があります。でも、その手順はとてもシンプルです。
病院で診察時に「会社に休職したいことを伝えると診断書が必要だと言われた」ことを伝えればOKです。その日に診断書がもらえます。
ただし気を付けておきたいのが、当然のことですが初診のときにはもらうことは難しいでしょう。自律神経失調症は他の病気が隠れていないか、他の精神的な問題ではないかなど総合的に判断する必要があります。
他の病気の可能性を除外してはじめて自律神経失調症と診断されるのです。そのため、定期的に通院してから診断書を書いてもらうのが一般的です。
ちなみに診断書は保険が適用されず、およそ3,500円程度です。どこでもたいていこれくらいの費用なので覚えておくといいでしょう。また、傷病手当の申請のための医師の証明は申請したい期間が過ぎてからもらって申請します。
参考:自律神経失調症改善したい!サプリや食事・飲み物でおすすめは?
つまり、仮に7月1日~7月31日までを申請したい場合、8月1日以降の証明が必要ということです。医師の証明にかかる費用は保険適用なので自己負担額が300円になります。傷病手当申請の際は、証明を書いてもらうタイミングに注意してくださいね。
休職中の過ごし方はどうしたらいい?
休職中の過ごし方のポイントをまとめました。
- 規則正しい生活
- 栄養バランスに注意する
- 積極的なストレス解消
- 無理のない範囲で外出する
「さあ、これでゆっくり休める」と思って、朝も遅くまで寝て夜更かし・・そんな生活はやめてください。
自律神経の調子を整えるのに逆効果になってしまうからです。
そして、できれば栄養バランスにも注意しましょう。神経伝達物質をしっかりと作って働かせるためには、ビタミン類が欠かせません。積極的にお肉または魚、野菜や果物、主食がそろった食事を摂りましょう。
そして、積極的なストレス解消はとても大切です。今まで忙しくてできなかったことも、体に無理がなければ積極的にやってみましょう。そして、家にこもりがちになる人の多い休職期間ですが、無理のない範囲でなるべく外出するようにしてください。
よくある悩みで「会社の人と外で出くわしたら嫌だ」というものがありますね。本当は外でリフレッシュすることも治療のためでもあるのですが、なかなか理解してもらえないのが現状。
そこでおすすめなのが「朝活」です。
朝活動することは、自律神経の調子を整えることにも役立ちますし、知り合いに出くわすことも少なくなります。朝早く散歩したり、早くから空いているカフェに行ってみたり、ドライブしたりなど体調と相談しながら朝を素敵な時間にしてみませんか?
休職することで罪悪感を感じられる方もいるでしょう。でも、今積極的に治療に専念することが職場復帰への近道です。今は自分の体調を最優先してくださいね。
まとめ
自律神経失調症で休職に入る前には、きちんと準備をしておきましょう。
しっかりと準備をすることで安心して治療に専念できます。休職中は無理せずに、しかし規則正しい生活を守ってください。
規則正しい生活と、ストレスの発散で焦らずに自律神経失調症と向き合っていきましょう。