少しでも自分で自律神経失調症を改善したい方にお勧めの習慣をご紹介します。
思い立ったらすぐできる簡単ストレッチも意外と効果的?やらないよりやったほうが絶対良い!そんな方法をまとめました。
自律神経失調症を改善する方法は?
自律神経失調症を改善するのには、生活のすべてを見直すことが大切です。
ささいな生活の乱れから自律神経の調子を狂わせてしまって、ついに自律神経失調症といわれる状態になってしまう人が少なくありません。
現代はライフスタイルも実にさまざまなので、決まった時間に寝起きして、栄養バランスのよい食事を毎日とって、時には運動でストレス解消・・という理想的な生活をするのはなかなか難しいのかもしれません。
いきなりすべての生活を変えることは、仕事や家庭、学校などの兼ね合いから難しいでしょう。でも、ひとつひとつ見直すことが自律神経失調症の改善につながるので「しっかり治していこう」という前向きな気持ちでひとつずつトライしてみてくださいね。見直すのは以下のようなポイントになります。
- 朝起きる時間と寝る時間
- 食事内容
- 運動習慣
- お風呂に入るタイミング
- ストレス解消できるものがあるか
朝起きる時間と寝る時間をまずは整えていきましょう。15分でも早く寝る努力をしてみるところから始めましょう。朝型生活が自律神経のためになりますよ。
食事内容は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン類がなるべく一食の中に含まれるように意識します。無理な時は、1日単位や2~3日単位で考えるなど柔軟に考えると改善しやすくなります。
運動の習慣というと「いきなり無理だよ」と思われるかもしれません。まずは、バスを一駅早く降りて歩くとか、2階くらいの移動なら階段を使うなど日常生活の中でできそうなことをやってみましょう。
お風呂に入るタイミングも結構大切です。寝る直前に熱めのお風呂に入るのはおすすめしません。交感神経が優位になってしまって寝付けないという症状を引き起こす可能性があるからです。どうしても寝る直前にお風呂に入る場合は39℃くらいまでのぬるめのお湯にしましょう。
参考:自律神経失調症の改善に運動は効果的!?どのくらいの期間続けるといい?
ストレス解消は、自律神経のトラブルの改善にとても必要なポイントです。「癒されるな」とか「心地いいな」と感じられる時間を作るのが大切です。趣味というほど大げさに考えなくても大丈夫です。ただ、寝る前のスマホは控えめにしてくださいね。
では、運動の一つであるストレッチについてみていきましょう。
簡単なストレッチで心身ともにのびのび!
激しい運動を寝る前にすると、交感神経が活発化してしまうので逆効果です。そこでおすすめなのが「ゆるめのストレッチ」です。
深い呼吸でゆったりとしたきつくないストレッチをすることで、体をリラックスモードにしてあげることができます。
おすすめのすぐできるストレッチを2つご紹介します。
- 胸鎖乳突筋のストレッチ
これは、首の前側を伸ばすストレッチです。手を鎖骨あたりにあてて、首を反対側の斜め後ろに倒すだけです。ゆっくりやるのがポイントで肩こりも楽になりますよ。どこでもできるのも嬉しいですね。
- 体(背筋)を伸ばす運動
単純ですがリラックス効果が高く、難しくないのがポイントです。体の前で手を組んで、ゆっくりと呼吸しながら頭の上方向に伸ばします。その後左右に倒すのもおすすめです。
仕事の合間でもできるので、忙しい人も今日からできますね。
続けることで効果が期待できる?
ストレッチをしながら深い呼吸をすることは、習慣にすることで自律神経の働きを整えることが期待できます。
精神疾患の治療でも呼吸法を用いることもあるほど、呼吸と心と体、神経は切っても切り離せない関係です。ストレス解消と体のコリをほぐすことのできるストレッチ。まずは、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
運動というとハードルが高く感じて「やっぱり明日から」となってしまいませんか?
でも、デスクでもテレビを見ながらでもできそうなストレッチは誰でも今日からできる運動です。
「気持ちよく体を伸ばしながら、コンディションを整えられるなんて一石二鳥!」というわけで、今日から自律神経失調症改善のためのストレッチを始めてみましょう。