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パニック障害と診断されたときによく処方される薬のひとつにリーゼがあります。

 

リーゼとはどのような効果のあるお薬で、キツさは他のお薬と比べてどうなのでしょうか。

 

実際の患者さんの声なども交えてリーゼというお薬についてもっと知って、上手に治療に役立てていきたいですね。

 

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パニック障害でよくもらうお薬は?

パニック障害,薬,リーゼパニック障害の治療は、基本的にはまず「症状を抑える」というところから入ります。具体的にいうとお薬での治療がまず最初に始まるということです。

 

なぜ「まず症状を抑えなければならないのか」ということについてお話していきます。

 

パニック障害の場合は、まずは突然の発作から始まります。とても怖く・辛い思いをしたことでしょう。そして、こんな経験は二度としたくないと思うのが普通ですよね。そこにパニック障害の困ったところがあります。

 

パニック発作が起きて、怖い・不安な思いをすると「また発作が起こるのが怖い」と感じるようになります。そして、それが続くと「あの場所に行くと発作が起きるかも」と考えたり、常に発作のことで頭がいっぱいになって常に不安を感じるようになったりもするのです。

 

不安を感じている精神状態の場合、余計に発作が起きやすくなり、同じ場所で繰り返したりすることによって「場所や行動と発作がが結びついて考えられてしまう」という状況が起きてきます。

 

そうすると、最終的にはその場所や行動をどうにかして避けるような行動や思考が生まれてきます。そうなると生活に非常に支障をきたしますし、自信がなくなり、気持ちが落ち込む原因にもなります。

 

ですから、この悪循環をどこかで断ち切らなくてはなりません。

 

そこで、抗不安薬や抗うつ薬といったお薬でまずは症状そのものだけでも抑えてしまおうという考え方があるわけです。まずは発作が起こらない状況を経験し、それと並行して考え方や行動を修正していくことがパニック障害の治療の流れなのですね。

 

よくもらうお薬は、分類としては次の二種類です。

 

  • 抗不安薬
  • 抗うつ剤

 

これらにはたくさんの種類があり、効果の強さや持続時間、効き始める時間などが異なっています。また、人によって副作用の強弱も違います。様子を見ながらお薬を調節して治療を進めていきますので、最初のお薬が合わなかったからといって落ち込まないでくださいね。

 

参考:パニック障害の薬SSRI・リフレックスの効果や効き目とは?

 

正直に薬を飲んでの感想を医療者に伝えることが大切です。

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リーゼの効果とキツさはどう?

パニック障害,薬,リーゼさて、パニック障害の治療でよく使われるリーゼについて詳しく見ていきましょう。

 

リーゼというお薬は、ベンゾジアゼピン系という種類の抗不安薬です。効果としては、不安な気持ちを抑える効果がメインになります。軽い筋弛緩作用といって体の緊張もほぐす作用もあります。

 

この種類のお薬の中でもリーゼの効き目は最も弱いものに入るでしょう。つまりそれほど「キツく無い」お薬です。したがって、最初に処方されることが多いので目にする機会も多いでしょう。

 

この抗不安の効果は約6時間程度持続します。ですから、不安を感じる場面の前に飲んでおけば、その場の不安を上手に切り抜けるサポートとしても使えます。お薬に頼ってしまうことに抵抗を感じるかもしれませんが、発作が起きやすい状態のときは仕方がないことです。

 

お薬に頼って辛い場面を切り抜けることに罪悪感を感じないでくださいね。こういったお薬を飲むことも、頭が痛いときに頭痛薬に頼るのと変わりません。

 

リーゼは、効果が弱めで作用時間も6時間程度なのではじめて飲む人にもやさしい薬といえるでしょう。

 

実際にリーゼを飲んでいる人の感想は?

  • 飲んで10分程度で気持ちが落ち着いてきたように感じる
  • 特に副作用のようなものはあまり感じない
  • 少し眠気を感じる
  • 持っていると発作が起きそうになっても少し安心感がある
  • 少し効果が弱いように感じる

 

リーゼは効果が弱めのお薬ですが、それでも十分に不安感を抑えてくれることが多いのです。効果が弱めですが、その分副作用も軽くなりやすい・感じないのがメリットともいえます。

 

最初は子供でも大丈夫な量からのスタートということが多いので、いきなり激しい眠気に襲われるというようなことはあまりありません。処方されたら心配しすぎずに、必要なときに飲むようにしましょう。

 

しかし、効果の強さや副作用の強さの感じ方にはそれぞれ個人差があります。実際に飲んでいる人の感想は参考程度に考えてくださいね。

 

参考:パニック障害の症状や発作を抑える日常からできる習慣5選!

 

リーゼを飲むと血液中の有効成分は約1時間後にピークになり、そこから徐々に減っていきます。効果が出始めるのは飲んでから約10分後程度です。頓服として飲む際の参考にしてみてください。

 

まとめ

パニック障害では、よく抗不安薬といわれるお薬を使います。リーゼもその中の一種類でかなり広く使われている治療薬です。

 

その効果はあまり強いものではありませんが、軽度の不安であれば十分に効果を発揮しますし、副作用も弱めで即効性もあります。

 

そのため使いやすい抗不安薬として最初に処方されることが多く、名前を聞いたことがあるという方も多いでしょう。

 

しかし、効果や副作用はそれぞれの体質や条件によって現れ方が違います。飲むのに際して怖がりすぎる必要はありませんが、心配なことはその都度相談するように心がけましょう。

 

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