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自律神経失調症になってしまったときの睡眠時間はどのくらいがいい?そして、実情は?

 

健康のために睡眠が必要なことは知られていても、どのくらい、どうやって睡眠をとるのかについては意外と知られていなかったりします。

 

今回はぜひ知っておきたい、睡眠時間や処方される睡眠薬についてなどをわかりやすくご紹介していきます。

 

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自律神経失調症の人の適切な睡眠時間は?

自律神経失調症,睡眠時間,睡眠薬自律神経失調症の症状が出ている場合、睡眠時間はどうしたらいいのでしょうか?睡眠不足がいけないということはなんとなく知られていますが、実際にどうしたらいいのか分からないという方も意外と多いのが現状です。

 

自律神経失調症の症状が出ている場合に気を付けたいことに「生活のリズム」があります。生活のリズムが崩れてしまうことで自律神経というものは、調子を崩してしまうのです。

 

それにはきちんとした理由があって、活動しているときに活発になる交感神経とリラックスしている時に活発になる副交感神経という二つの要素から自律神経は成り立っています。それぞれ活動と休息・回復の役割を受け持っています。

 

それぞれの神経はもともとおよそ12時間で交代するようにできています。もうお分かりかもしれませんが、それは人間の「昼活動して、夜休む」という行動と関わっています。このリズムが崩れると活動している時にぼーっとしてしまったり、反対に眠れないというようなことが起きてくるわけです。

 

さて、睡眠時間に話をもどしましょう。

 

人間の睡眠時間には諸説ありますが、7時間半が最も良いとされています。もちろん睡眠の質やタイミングも大切なのですが、ベッドに入っている時間はこれくらいは確保してくださいね。そして、7~8時間の間で目覚ましなしで起きられるタイミングが最もグッドタイミングな起床時間です。

 

どうしてもアラームをかけなければ怖い!と思われる場合には、8時間後くらいに設定して実際にはそれより前に自然に起きられたという状態を作り出せるようにしてみましょう。

 

どうして7時間半なのかというとまず人間の睡眠時間のサイクルは90分という場合が一般的です。90分の倍数の時間眠るとすっきり起きられる傾向にあるのです。

 

また睡眠の効果についてもご紹介していきます。人間が睡眠をとると、

 

  • 脳の疲れを取る
  • 体の疲れを取る
  • 記憶を定着させる
  • ストレスを和らげる

 

というような効果を得られます。

 

睡眠時間が短すぎると、十分に体の疲れが取れなかったり、ストレスが和らげられないことによりストレスを溜めたままになってしまったりします。ストレスが溜まったままになってしまうと体も緊張状態が続き、自律神経にも悪影響を及ぼしかねませんので注意が必要です。

 

理想的な睡眠時間についてお話してきましたが、実際には睡眠時間が足りていないし、質もあまりよくないという方も多いでしょう。

 

特に自律神経失調症の症状で寝付けない・途中で目が覚めてしまうという症状に悩む方も多く、そうなると6時間を切るような短い睡眠時間が続いているという方も少なくありません。

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少しでもしっかりと眠れるように

 

  • 寝酒はやめる
  • 夜は照明を暗めに
  • テレビ・PC・スマホは寝る直前には見ないようにする

 

この3つを心がけてみてください。これだけでだいぶゆっくりと眠れるようになる可能性があります。

 

参考:自律神経失調症の人への接し方とは?職場・彼女・友人まで

 

それでも眠りが浅い、眠れないという場合には病院でお薬を処方してもらうことになりますが、睡眠薬にネガティブなイメージを持っている方も多いことでしょう。ここからは、睡眠薬についての注意点をご紹介していきます。

 

睡眠薬を飲むときに気を付けるポイントは?

自律神経失調症,睡眠時間,睡眠薬まず、気を付けたいのは薬の飲み合わせです。降圧剤・抗菌薬・胃潰瘍のお薬などは一緒に飲むことによって、睡眠薬の効果が強くなりすぎてしまう場合がありますので気を付けましょう。

 

「おくすり手帳」を活用することで、あらかじめ飲んでいる薬を医師や薬剤師が確認することができるので、必ず受付に出すようにしたいですね。これによって、相性の悪い薬を処方されてしまうということが防げます。

 

また、お酒を一緒に飲んではいけません。お酒で薬を飲むということはあまりないかもしれませんが、お酒を飲んだ後すぐに睡眠薬を飲んだり、その反対もよくありません。睡眠薬を処方されている時には禁酒することをおすすめします。

 

そして、カフェインを多く含む食品にも注意が必要です。カフェインは目を覚ます作用があるのに加えて、利尿作用により夜中にトイレに行きたくなる可能性もあります。カフェインを多く含むものは、昼間食べたり飲んだりするのがおすすめです。

 

参考:子供の自律神経失調症の治し方とは?大人と違うの?

 

コーヒーが代表的ですが、緑茶・紅茶・チョコレート・エナジードリンク・栄養ドリンクなどにも含まれているので飲食する時間帯には十分に気を付けてくださいね。

 

睡眠薬が効かないと感じた時は?

睡眠薬が効かないと感じた場合には、まず2つのポイントをチェックしてください。

 

  • 夕方以降カフェインを摂っていないか?
  • 寝る前に強い光(電子機器など)を浴びていないか?

 

もし当てはまるなら、まずこれらを改善しましょう。

 

それでも寝付けない、目が覚めてしまう、眠れないと感じたら、自己判断で薬を増やさずに処方された病院で医師に相談してくださいね。

 

一度睡眠薬が合わないと感じたからといって病院と相性が良くないとは言い切れません。粘り強く、眠れるようになるまで相談を続けていきましょう。

 

まとめ

人間の理想的な睡眠時間は7時間半で、自律神経失調症の場合もこのくらいが目安です。

 

この時間を確保することで脳・体・心の回復がはかれます。

 

また、睡眠薬を飲むときには禁酒を心がけ、夕方以降のカフェインにも気を付けてくださいね。

 

もしお薬が合わないと感じたら、医師に相談するなどして一人で悩まずにお薬の調整を行っていきましょう。

 

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