自律神経失調症かもしれない?と思ったときの症状チェックリストをご紹介します。
意外と知られていない「目」の症状なども自律神経のトラブルの場合もあるんです。病院に行く前の自己チェックにお役立てくださいね。
自律神経失調症の症状をチェック!
自律神経失調症になると実にいろいろな体の不調が出てきます。中には心の調子も悪くなってしまう人もいるほどで、誰でも同じ症状になるわけではありません。参考までに多くの人に見られがちな症状を挙げていきますので、自己チェックの参考にしてみてくださいね。
- めまいや耳鳴りがある?
- 立ちくらみをよくする?
- 胸が苦しくなったり動悸がしたりする?
- 異常な冷え性に悩んでいる?
- 胃の調子が悪い?(食欲不振・胃もたれなど)
- 便秘したり反対に下痢になりやすかったりする?
- 体全体がだるい?
- 眠れないor寝すぎてしまう?
- 目が乾く?
- 光がまぶしく感じてつらいことがある?
このほかにも人によっては、肩こりや腰痛がひどくなったり、気分の落ち込みやイライラが激しくなるなど色々な部分に不調が出てくるのが自律神経失調症の特徴です。
一見関係なさそうなぐらい体のさまざまなところの具合が悪い、という症状の方が多いのがこの病気。もし、上の症状の中で何個も当てはまるものがあるようなら一度病院で相談してみることをおすすめします。
目にも症状が出るって本当?
自律神経失調症の症状で意外と知られていないのが、「目」に現れるトラブルです。
ストレスなどが引き金で起こることの多い病気なので、イメージとして「おなかの調子が悪くなる」とか「頭が痛くなる」などは持ちやすいですね。でも、自律神経と目の関係は意外と盲点になるかもしれません。
パソコンで長時間仕事をしたり、さらに休憩中もスマホでインターネットをしたりすることも多い現代人。そうすると、目が疲れやすかったり、乾いたり、まぶしく感じるのはこのような電子機器の使いすぎだと断定してしまいがちです。
でも、目のトラブルが自律神経失調症を原因としている場合もあるのです。自律神経は体のあらゆる無意識の生命活動をコントロールしています。
つまり、涙を分泌したり、周りの明るさに合わせて瞳孔の開き具合を調節したりなどもしているということです。
そういった健康な状態であれば、意識もしないような働きをコントロールしている自律神経が乱れてくると目にも不快な症状が現れてくるのですね。今までと生活を変えていないのに、急にまぶしく感じたり、目が乾いたりしたら要注意です。
全身に不快な症状が出るのが特徴?
自律神経失調症と診断された多くの患者さんは、たいてい「不定愁訴」という形で病院を受診することが多いのです。これは、「理由がわからないけれど、なんとなく調子が悪い」という状態です。
自律神経は全身のあらゆる機能を調節しているので、ここの調子が悪くなると全身に調子が悪い部分が出てくるという訳なのです。
人によって強く現れる症状が違うので、別の病気に感じることもあるほど個人差があります。しかも、他の病気でも似たような症状が出る場合もありますから自己判断がとても難しいのです。
不安はそのままにせずに病院へ!
自律神経失調症かもしれない、と思って一人で悩んでいても勝手に治っているということはほとんどないといっていいでしょう。
原因は、遺伝的に自律神経の乱れが起きやすいタイプであるとかストレスを抱えているから、ホルモンバランスが何らかの原因で乱れていることが引き金になっていたりなど千差万別です。
原因を取り除いたり、不快な症状を緩和しないと元気に過ごしていた時のように普通に日常を快適に過ごすことは難しいでしょう。
まずは自分の不調の原因がどこにあるのかということを知るためにも、病院を受診するのが治療を始めるための第一歩です。