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自律神経失調症の場合、不整脈がよく起こることが知られています。

 

どういったメカニズムで不整脈になってしまうのか、その関係について知っておきたいと思いませんか?

 

そして、自律神経失調症で不整脈になってしまった場合の治療はどうするのか?など「まず知っておきたい」不整脈の知識についてまとめました。

 

 

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自律神経失調症ではよく不整脈が起きる?

自律神経失調症,不整脈,治療自律神経失調症で悩んでいる患者さんの中で不整脈に悩んでいる方はとても多いのですが、どうして不整脈が起こってしまうのでしょうか?

 

はじめて不整脈が起こるととても不安な気持ちになってしまいますよね。「自分は心臓の病気になってしまったのかな」と思って一人で悩んでしまうこともありますし、病院に行って心臓に異常がないことがわかり、余計にどうしていいかわからなくなってしまうという方もいます。

 

自律神経失調症の時に不整脈が起こるのは、ある意味不思議なことではありません。それは、自律神経が体の生命維持活動をすべてコントロールしていることに由来します。心臓の拍動も、もちろん自律神経がコントロールしているので自律神経が乱れると乱れることもあるという訳です。

 

心臓の動きをコントロールしている自律神経は交感神経です。交感神経は、人間が仕事をしたり、活発に動いたりするときに主に働く神経です。しかし、この神経はストレスによっても働きがずっと活発な状態になってしまうなどの変調が出てくる場合があります。

 

交感神経が活発になることで、脈が速くなることや乱れることでリズムが一時的に不安定になるという症状が出てくるのです。

 

不整脈というとまず、心臓の病気などを疑うことが多いものですが、実はストレスによって自律神経が乱れ、その結果として心臓の拍動も乱れてしまうというケースもかなり多いのです。

 

不整脈といっても実は大きく分けて3つのタイプがあります。

 

  • 動悸(脈が突然速くなる)が起こるタイプ
  • 脈が異常に遅くなってしまうタイプ
  • リズムが安定しないタイプ

 

参考:自律神経失調症になると手足の冷えが出てくる?改善策3つ教えます!

 

自律神経失調症が原因で不整脈が起こっている場合には、脈が速くなったり、リズムが乱れることが多いといわれています。心配のないものが多いのですが、中には危険な不整脈もありますので、あまりにも脈の不調が続く場合には内科を受診して相談しましょう。

 

この場合の不整脈の治療はどうするの?

自律神経失調症,不整脈,治療自律神経失調症の場合の不整脈の治療は、やはり自律神経そのものの調子を治していくことが一番です。

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心臓そのものの不調ではないので、原因となっている「交感神経の働きすぎ」という状態を治してあげることが必要になるのですね。この交感神経の働きすぎを抑える方法は、意外とシンプルです。

 

  • まずは、ストレスの改善
  • 睡眠時間の確保
  • 朝型生活
  • 夜寝る前のスマホ・PCはやめる
  • 疲れを感じたら深呼吸

 

ストレスの改善は自律神経失調症を治していくためには必須と言ってもよいくらい大切なことです。

 

「でも、状況は変わらないし・・・」と思われる方も多いかもしれませんね。でも、「幸せだと感じている人は、周りの状況によらず幸せだと感じることができる」という説があります。つまり、考え方次第でストレスに対処していくこともできるというわけです。

 

つい「悪い方へ悪い方へ」と考える思考の癖はありませんか?そういう思考にはまっているかもしれない、と自分で気が付いてみることが大切です。そこからストレスと付き合っていく一歩が始まります。

 

睡眠が足りていないことも、ストレスになってしまいます。よりよい睡眠のために、朝型生活に切り替え、眠りの質を悪くしてしまうベッドやお布団に入ってからのスマホ・PCなどの強い光を浴びる行為もやめましょう。

 

そして、ストレスや疲れを感じた時は深呼吸をします。交感神経が昂りすぎるのを抑えてくれる効果が期待できますよ。

 

参考:自律神経失調症で喉の痛みや違和感が出るの?原因は?

 

今日から全部行うのは難しいかもしれませんが、ぜひひとつひとつ改善していきましょう。

 

危険な不整脈の見分け方って?

不整脈のほとんどは、実はストレスや自律神経の問題から来ていてあまり心配のないものです。

 

でも、中には命に関わるような怖い不整脈もあります。神経質になる必要はありませんが、知識を持っておくことは大切です。

 

  • 脈が速くなり、すぐにおさまらずにずっと続く場合
  • 脈が急激に遅くなり、激しい息切れを伴う
  • 胸の痛みが続く
  • 不整脈の時に意識を失ったことがある

 

これらは突然死につながる心房細動や心室細動・狭心症・心筋梗塞などが原因となっている場合もありますので、ひとつでも心当たりがあれば自律神経が原因と決めつけずに専門の病院を受診するようにしましょう。

 

もし、ご家族や身近な人にこのような症状がある場合も受診をぜひ勧めてください。

 

まとめ

自律神経失調症でもよく不整脈の症状を訴える方がいます。

 

心臓の働きも自律神経(交感神経)がコントロールしているので、ストレスや自律神経の乱れで心臓の拍動自体も乱れてしまうというのがその理由です。

 

不整脈の多くは、このような心臓そのものに異常がないものですが、中には危険な病気のサインのものもあります。

 

いつもより激しい不整脈だったり、意識がもうろうとするなどの症状があったらすぐに病院を受診しましょう。

 

自律神経の乱れが原因の不整脈は生活の改善・ストレスのケアで治していくことができます。できそうなところから、考え方のクセや生活習慣を改めていくのが治療のポイントです。

 

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